創造性の高い組織が実践する8つの作法:03
気軽に、細やかに、コミュニケーションを図る

現在の日本企業における、組織の創造性はどのような状況にあるのか、20歳〜69歳の就業者1,000名を対象にした調査研究で、アンケート調査を実施、分析を行い、「創造性の高い組織が実施する8つの作法」としてまとめました。第3回は「気軽に、細やかに、コミュニケーションを図る」という作法について。

組織の創造性 調査結果3

フォーマルかプライベートか、対面か非対面かを問わず、すべてのコミュニケーションはチームの創造性を高める。とりわけ、直接顔をあわせて仕事の話をする「フォーマルな対面コミュニケーション」や、チャットやメールでランチの約束をするような「プライベートな非対面コミュニケーション」が大きな効果を持つ。


本研究のアンケート調査では、チーム内におけるフォーマル・プライベート、対面・非対面の各コミュニケーションについて、「全くしていない」~「非常に多くしている」の5段階で回答してもらった。その結果、どのようなコミュニケ―ションでも、コミュニケーションの量がチームの創造性に有意にプラスの影響を与えていることがわかった。とりわけ創造性に大きく寄与しているのが、「フォーマルな対面コミュニケーション」である。モデル分析の結果では、「フォーマルな対面コミュニケーション」を「全くしていない」人を基準とした場合、「非常に多くしている」人はチームの創造性スコアを15.2点も向上させる計算となる。このことから、チームメンバー同士で話す時間を増やすことが、チームの創造性を高めることに繋がるといえる。また、「プライベートでの非対面コミュニケーション」は2番目に大きな影響を与えているのも興味深い。プライベートで対面コミュニケーションをする時間がとれなくとも、オンラインでコミュニケーションするだけで、チームの創造性に寄与するといえる。